他の精神科看護師の転職談は参考にならない?

精神科という医療現場は他の診療科と比較すると「特殊」であることは間違いありません。ただ、その環境も一様ではありません。それぞれの精神科が、それぞれの独特な状況を抱えているのです。精神科での看護師はマニュアル通りには進みません。それは、それぞれの患者さんがそれぞれの症状を抱えているからであり、そのような方々が集まった医療現場が、「どこでも同じ」であるわけがないのです。

 

ですから、すでに精神科への転職を成功させた方のいわゆる転職談は、「嘘ではない」のですが、それが「自分自身にあてはまるとは限らない」のです。看護師として働く現場にしても、その方の主観ですし、また、違う病院であれば環境は必ず違います。そのような状況で他の方の転職談を参考にしても仕方がないのです。「こうやれば採用される」、「私はこうだった」というのは「事実」でしょうが、それ以上ではないのです。求人を出しているそれぞれの病院が、それぞれの患者さんを抱えて、それぞれの状況に対して最善を尽くしているのです。

 

これは、患者さんとコミュニケーションを取ること自体が難しい精神科の現場に実際に足を踏み入れた際、「こんなはずではなかった」ということにならないための鉄則です。患者さんごとにこちらに伝えたいメッセージが違うのに、こちらが「こういうことなはずだ」という先入観を持ってしまっていては、その場での正しい判断に支障が出ます。目を曇らせないためにも、くれぐれも人の転職談のみに振り回されないようにしてください。


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